今回も前回に引き続き信託について記載していきたいと思います。

前回まで、信託とは、信託の主な登場人物である、委託者、受託者、受益者、について触れていきました。過去の掲載記事、信託を活用した相続対策とは?~信託を活用した相続対策とは、も併せてご参照ください。

信託財産は誰のもの?

さて、信託には、財産を預ける人(委託者)、預かる人(受託者)、財産から利益を受ける人(受益者)、が存在するとご説明しました。では、その預けられた財産(以下、信託財産)は誰のものになるのでしょうか。預けているだけですから委託者のものでしょうか。それとも利益を受ける受託者のものでしょうか。信託についてのご質問を頂く際にご理解されていないままの方が結構いらっしゃいますが、実は信託財産は財産を預かる人(受託者)のものになりますので注意が必要となります。よって、受託者は、その信託財産について契約や管理処分をすることができます。

ただし、という受託者という文字通り、委託者から預かっただけですので、財産を預かった受託者は自分の好き勝手に財産を処分することはできません。信託の目的に従って財産を管理していかなければならない、という事は言うまでもありません。では、税務上は信託財産は誰のものになるのでしょうか。

これについては次回記載したいと思います。