広大地の評価というものをご存知ですか

相続税や贈与税を計算する際には財産評価を行います。例えば相続や贈与で取得した宅地の評価額は30,000,000円などと計算していきますが、その宅地の評価方法のひとつに「広大地の評価」があります。

相続や贈与で取得した宅地が、広大地、というものに該当すると最大で評価額が65%下がります。今回のこの例であれば、

30,000,000円×35%=10,500,000円

と、なります。当初30,000,000円だった評価額が10,500,000円まで下がることになります。相続税率が20%の段階だった場合は相続税額に約4,000,000円の差が発生します。相続税額に与える影響がとても大きい評価方法です。

そのため、相続や贈与で取得した宅地が、広大地、に該当する場合は、忘れずに「広大地の評価」を適用したいところです。ところが、相続税や贈与税の申告に慣れていない税理士の場合は「広大地の評価」を見落としがちです。なぜならば、広大地、に該当するかどうかは非常に繊細な判断が必要になってくるためです。

広大地に該当する土地の判断はどこで行う?

例えば、1,500㎡の宅地が広大地に該当するかどうか検討する場合ですが、戸建ての宅地として分譲するとした場合に道路を敷く必要があるかどうか、などを検討していくことになります。不明瞭な部分があるので判断が難しいとされている部分です。一定のノウハウがないと判断を誤ってしまう可能性があります。

広大地の評価は適用するかしないかで、相続税や贈与税の納税額に大きな影響を与えますので、繊細な判断が必要な評価方法となります。「広大地の評価」は課税時期が平成29年12月31日以前の場合に適用があります。申告期限ですと平成30年10月31日以前申告です。

万が一、広大地の評価が漏れている場合は、更正の請求、をすることによって払い過ぎた相続税や贈与税を還付してもらえる可能性があります。ぜひ、「広大地の評価」の適用漏れにはご注意ください。